IHIはスペースデータ（東京・港）と衛星データを利活用し新事業創出を目指す協業に向け覚書を交わした。IHIが推進する複数種類の小型人工衛星を一体運用する「衛星コンステレーション」から得られるデータと、スペースデータが持つ現実世界の情報を仮想空間内に再現する「デジタルツイン」技術を融合し、新事業につなげる。
スペースデータは、デジタルツインに人工知能（AI）を組み合わせることでロボットや機械などをAIが自律的に制御する「フィジカルAI」基盤の開発を手掛ける。都市開発や防災、安全保障などの分野で3Dデジタルツインの活用を促す。
IHIはフィンランドや英国の企業と衛星コンステレーションの構築に向けた協力体制をつくっており、陸・海・空・宇宙の多領域で情報を収集しデータを分析して提供することを目指している。
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