戸田建設は、同社の筑波技術研究所（つくば市）で新実験施設「構造材料棟（仮称）」の建設に着手すると発表した。2016年に始めた同研究所の新整備計画の一環で、既存の材料実験棟の機能を引き継ぐ。また多様なニーズに対応するため、材料系・土木系・施工系を中心とした実験環境を強化する。27年3月末の完成を予定している。
施設の一部には、同社が取り組む工業化建築（IC）と、ICを合理化する設計手法である製造組み立て容易性設計（DfMA）を取り入れる。ICは、工業化された建築部材やユニットを工場などで製造し、建設現場で組み立てることで品質安定・工期短縮・コスト削減・安全性向上・環境負荷低減を実現する建築手法。DfMAは、建築部材の製造工程での作りやすさや建設現場での組み立ての容易さを考慮した設計手法だ。
施設は地上3階建てで建築面積が約1760平方メートル、延べ床面積は約4350平方メートルとなる。
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