
フジ・メディア・ホールディングス(HD)傘下のフジテレビジョンは5日、自動車レース「フォーミュラ・ワン(F1)」の放送・配信権を獲得したと発表した。日本国内では2026年から30年にかけて5年間の独占契約となる。フジテレビは人権問題が発覚してから企業統治(ガバナンス)をはじめ経営の立て直しを進めており、コンテンツを拡充する方針を掲げている。
26年3月に開幕するシーズンでは全24戦を自社の動画配信サービス「FOD」で生配信する。F1公式のストリーミングサービス「F1 TV」とも連携するとしている。地上波では5戦をダイジェスト版として放送する。地上波での放送は11年ぶりとなる。
フジテレビは1987年にF1日本グランプリの中継を開始して長年、視聴者やファンに親しまれてきたが2015年に地上波での放送を終了した。今回改めて、F1に関連した社内組織を立ち上げてコンテンツの拡充を進めていくとしている。
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