
長崎県観光連盟は漫画やアニメの制作者を招いて県内を案内する「アニメロケハンツアー」を5日までの3日間実施した。作品の企画制作に役立ててもらい、長崎を舞台にした作品のロケツーリズムにつなげていく狙い。これまでは制作者から相談を受けて案内していたが、長崎県側から働きかけて招待する初めてのかたちとなった。
漫画家や脚本家、プロデューサーら4人を招き、波佐見町、佐世保市、西海市、長崎市を案内した。事前のヒアリングをもとに波佐見焼工場や農園などを回り、現地の人々と意見交換してもらった。4人は地方をテーマにした作品の企画に関心があったという。福岡市在住の漫画家、まつだこうたさんは「生活者目線で新たに長崎を知る機会になった」と話した。
今回のツアーはロケ地情報誌「ロケーションジャパン」を発行する地域活性プランニング(東京・港)への委託事業で、同社が制作者に声をかけた。旅費は県側で負担した。
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