2026年夏に大阪府池田市伏尾台で開店する新店舗のカフェコーナーのイメージ

ローソンとKDDI、エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)は5日、大阪府池田市で2026年夏に災害支援や地域交流、住民向けサービスの機能を備えた店舗をオープンすると発表した。衛星通信設備や電力確保のための太陽光パネルを設置。カフェスペース、暮らしや金融関連の相談に対応する「Pontaよろず相談所」も開設する。

ローソンとKDDIは同日、池田市と包括連携協定を結んだ。池田市での締結式でローソンの竹増貞信社長は「商品やサービスで今までにない魅力をもったローソンをハブに、池田市伏尾台のニュータウンの再活性化にチャレンジしたい」と語った。店舗では通常の品に加え、H2Oグループの工場から直送したパンや野菜なども提供する。

大阪府池田市と包括連携協定を結ぶKDDIの松田浩路社長㊧とローソンの竹増貞信社長㊨ら(5日、池田市)

ローソンは高齢化や人口減少などの社会問題への対応として、通信などの新技術を生かした店舗を中心とする街づくり「ハッピー・ローソンタウン」構想を掲げる。南海トラフ巨大地震など大規模災害に備え、「災害支援コンビニ」を2030年度までに全国で100店舗整備する目標だ。

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