テルモは25日、移植用臓器を保存する「臓器保存デバイス」を手掛ける英オーガンオックスを約15億ドル(約2200億円)で買収すると発表した。今後必要な手続きを経て完全子会社化する。臓器移植関連分野に参入し、中長期的な成長を狙う。

8月23日付で最終契約を締結した。オーガンオックスは、臓器提供者(ドナー)から摘出した移植用の臓器を保存する臓器保存デバイスを手掛ける。

テルモによると、同社が開発した肝臓用のデバイスは2021年に米国で承認を取得し、22年に発売した。欧州などでも承認を得て販売する。これまで6000件以上の肝臓移植での利用実績がある。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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