25日の東京株式市場は取引開始直後に半導体など輸出関連の銘柄に買い注文が広がり、日経平均株価は一時、500円以上値上がりして4万3000円台を回復しました。
アメリカのFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長が22日に行った講演を受けて、投資家の間では来月にも利下げが行われるという観測が強まり、週明けの東京市場でもアメリカ経済の先行きへの期待から日本の輸出企業などを中心に買い注文が広がっています。
▽日経平均株価、午前の終値は先週末と比べて289円4銭高い、4万2922円33銭。
▽東証株価指数=トピックスは10.28上がって、3111.15。
▽午前の出来高は10億426万株でした。
市場関係者は「アメリカは利下げの観測が広がる一方、日銀は年内にも利上げをするという見方があり、外国為替市場で今後円高が進むことへの警戒感が出ている。このため当面の利益を確保しようと売り注文も出ている」と話しています。
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