釜無川に建設中のリニア中央新幹線の橋梁(8月、山梨県中央市)

JR東海は8日、山梨県内で建設工事を進めているリニア中央新幹線の「釜無川橋りょう」の工期をこれまでの計画より2年遅い2028年8月まで延長すると発表した。河川内で想定外の護岸用資材が見つかって撤去する必要が生じ、河川管理者の国土交通省との協議に時間を要したためとしている。

工期を延長しても静岡工区の遅れの範囲内のため、リニアの開業時期に影響を与えるものではないという。釜無川橋りょうは長さ754メートル。東京・品川―名古屋間の河川橋では最長となる。河川上で工事ができるのは水位が比較的低い11月から5月までに限られている。

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