
AGCは8日、電子機器のカバーガラスとして使われる化学強化用特殊ガラス事業から撤退すると発表した。2026年第3四半期に生産を終了する。中国勢などの台頭による市場価格の下落や受注の減少で業績が悪化していた。
スマートフォンやノートPCなどの電子機器全般のカバーガラス向け製品で、高砂事業所(兵庫県高砂市)で生産していた。通常のガラスやプラスチックに比べて耐久性や強度が高い特徴を持つ。撤退費用は数十億円規模を見込んでおり、25年12月期と26年12月期に費用を計上する。通期の業績予想は変更しなかった。
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