高市早苗首相が8日の衆院本会議で、コメ政策について「国内主食用、輸出用、米粉用など『多様なコメの増産』を進める」と明言しました。石破政権からの方針転換を指摘する声も出る中、「増産」に言及することで不安を払拭(ふっしょく)する狙いもあるようです。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「コメ政策に関する高市首相発言」について解説します。
Q 8日の衆院本会議でどんな質問があったの?
A 公明党の角田秀穂氏が質問しました。角田氏は「前政権は増産方針を掲げたが、鈴木憲和農相が『需要に応じた生産』に戻されたことに、増産準備を進めていた生産現場では農政への不信、混乱や不安が広がっている」などとしました。
Q 石破政権はどんな方針だったの?
A 石破政権下の2025年4月に閣議決定した今後5年間の農政の方針を示す「食料・農業・農村基本計画」では、コメの増産目標が掲げられました。
Q その増産目標に向けて高市首相は何と言ったの?
A 「国内外で需要を創出し、その拡大を図る」などと説明しました。
Q 具体的には?
A 精米のほかに、パックご飯や米粉などの需要拡大を挙げ、「戦略的に取り組む」としました。
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