
積水ハウスは9日、遠州鉄道(浜松市)と共同で戸建て住宅事業を始めると発表した。積水ハウスが住宅の基礎工事や構造を手掛け、遠州鉄道が内外装や販売を担当する。静岡県は南海トラフ地震の想定震源域に近く、積水ハウスの住宅基礎と柱を直接つなげる独自の耐震技術をアピールする。
積水ハウスの耐震技術「ダイレクトジョイント構法」は、一般的な工法より強度が増し、必要な壁の枚数を減らすことができる。窓を多く配置できるなどの利点がある。
遠州鉄道は「遠鉄ホーム」のブランドで戸建て住宅を展開しており、静岡県西部を中心にこれまで約30年間で5500棟以上を建設してきた。地場ビルダーとしての販売力や用地の仕入れ力を生かす。

建設する戸建ては注文や建売住宅として販売する。積水ハウスは2023年9月に他企業との共同建築事業「SI事業」を始めた。これまでに福岡や広島などの企業と提携しており、遠州鉄道などを含め提携先は計10社となった。
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