
奈良県田原本町に新設されたインキュベーション施設「TAWARAMOTOちゅうしんReBORN STUDIO」の開業イベントが9日、開かれた。主にバイオテクノロジー関連分野で成長や事業化を目指すベンチャー企業や大学の研究者が同施設を拠点として活動する。

インキュベーション施設は奈良中央信用金庫(田原本町)の旧本店を活用した。スタートアップの育成を通じて地域活性化を目指す「たわらもとReBORNプロジェクト」の中核となる施設だ。同日のイベントで同町の高江啓史町長は「今回のプロジェクトは国の産業戦略にも合致しており、世界に羽ばたく取り組みを進めていく」と発言した。また、奈良中央信金の高田知彦理事長は「当信金がスタートした場所から新しい企業が成長し、地域発展につながればなによりだ」と述べた。

田原本町では官民連携でファンド「たわらもとReBORNプロジェクト1号投資事業有限責任組合」を7月に設立した。奈良中央信金や田原本町などが計2億1000万円を拠出している。今後、同ファンドが資金面からベンチャー企業などの活動を支援する。
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