仏自動車大手ルノーと米同業フォード・モーターは9日、欧州向けの電気自動車(EV)の共同開発を柱とした戦略提携を結んだと発表した。2028年からフォードブランドでの販売をめざす。商用車の分野でも協業を検討する。
欧州向けの手頃な価格帯のEV2車種を、ルノーグループの車台を使ってフォードが設計し、仏北部のルノーの工場で生産する。両社はそれぞれのブランドの欧州向け小型商用車の共同開発や生産協力についても検討する。
欧州市場ではEV需要は持ち直しているが、各社の想定より普及が遅れ、中国勢の参入で競争も激しい。ルノーのプロボ最高経営責任者(CEO)は声明で「フォードとの強みの融合により、急速に変化する欧州自動車市場において、より革新的で迅速な対応が可能になる」としている。
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