完全子会社化したプレマの有機農場=大泉工場提供

発酵飲料の製造などを手がける大泉工場(埼玉県川口市)は、有機農場を運営するプレマ(前橋市)を完全子会社化したと発表した。原材料を自社グループでまかなえるようにし、品質やコストなどの安定化を図ることが目的という。大泉工場が東京都港区で運営するカフェ「BROOKS GREENLIT CAFE」などでは、農園で生産したコマツナを既に原材料として使用し始めている。

プレマの所有する農場では、農薬や化学肥料などに頼らず生産した食品を表す「有機JAS(日本農林規格)認証」や、国際安全認証の「グローバルGAP」などに基づいた生産管理を行っている。大泉工場では今後、生産した野菜を材料に商品開発なども行う予定だ。

大泉工場は1917年に創業。国産茶葉やキビ糖などを原材料に「シップ コンブチャ」という発酵飲料を製造・販売するほか、プラントベース(植物性)の食事を楽しめるベーカリーカフェなども運営している。事業を通じ、持続可能な食を提案している。

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