
ソフトバンクは11日、複数の業務支援サービスをまとめた人工知能(AI)基盤の提供を始めたと発表した。AIが80種類以上のツールのなかから適切なツールを選び、資料作成からアプリケーション開発まで幅広く代行する。中小企業でも使いやすい仕様にした。関連するサービスと合わせて2030年に500億円の売り上げを目指す。
11日にAI基盤サービス「AGENTIC STAR(エージェンティック・スター)」の提供を始めた。人に代わって作業を代行するエージェント機能を提供する。AIが業務の内容によって最適なツールを選び、様々な種類の作業を自動で進める。
クラウド上に立ち上がる専用の作業環境のなかでAIを動かす。異なる複数の業務を同時にこなせるほか、AIが過去のやり取りや社内資料を学ぶことで、部門や担当者の傾向を踏まえた作業ができるようになる。
26年3月にAIの機能を貸し出すサービスも始める。外部のアプリケーションと連携したり、システム開発の現場で開発キットとして使ったりする需要を見込む。将来は米オープンAIなどと開発する企業向け業務支援AI「クリスタル・インテリジェンス」との連携を視野に入れる。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。