中外製薬の研究開発風景

中外製薬は11日、米カリフォルニア州のサウスサンフランシスコに外部提携のための拠点を新設し、2026年1月から業務を開始すると発表した。米国の大学やスタートアップとのネットワークをつくり、外部の知識や技術を取り入れる「オープンイノベーション」を後押しする。

中外製薬は既に、ボストンにコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を持っている。CVCは初期段階の技術や創薬のシーズ(種)への投資を目的としているが、サウスサンフランシスコの拠点ではより具体的な外部提携の可能性を探る。

米国のバイオ業界の情報収集や、グローバルでの中外製薬の認知向上も狙う。奥田修社長は「これまで以上に米国の大学や企業とのネットワークを強化し、中外製薬の創薬技術と相乗効果のある技術の探索を推進する」とコメントした。

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