人工知能(AI)開発のGenerativeX(ジェネレーティブエックス、東京・千代田)は15日、パワーポイントのスライド作成をAIで支援するサービスを始めたと発表した。チャット形式で指示するとAIがスライドを作成する。資料作成の手間を減らし、戦略検討や意思決定など人間にしかできない作業に時間をかけられるようにする。

新サービスの名称は「パワポ部長」。パワーポイントに機能を追加するソフトウエアとして提供する。スライドの配色は利用者が設定でき、設定は利用者が決めるグループ内で共有できる。会議の録音を文字起こししたデータをチャットに貼り付け、「会議の内容をもとに、次の会議用にスライド20枚で資料を作ってほしい」といった使い方ができる。

利用者からのチャットを受け作業全体を統括するAIが、スライド1枚につき1つ稼働する作成担当のAIに指示を出す。統括役のAIが特徴で、前後のスライドで内容に矛盾が生じるリスクを減らしたり、スライドの構成をそろえやすくしたりする。

料金は1人につき月額数万円程度を想定するが、将来は従量課金など異なる料金形態に変更する可能性もあるとする。

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