
チェンジホールディングス(HD)傘下でM&A(合併・買収)仲介のファンドブック(東京・港)は15日、売り手と買い手となる企業のマッチングに人工知能(AI)を導入すると発表した。ファンドブックが蓄積した数万件のM&A事例のデータを学習したAIが企業同士の適合度を数値化する。自社のアドバイザーの業務補助に役立てる。
売り手企業から聞いた条件を入力することで、適合する買い手企業をAIが推薦してくれる。事業面のシナジーや組織の風土、希望する条件、すべてを含めた総合点などを100点満点で算出する。点数の理由の説明文も生成し、どの点が適しているかを知ることができる。
これまでM&A仲介業は買い手や売り手の企業を見つける際に、マッチングの品質が担当するアドバイザーやコンサルタントの技量に左右されることが多かった。AIで適合度を定量的に算出することにより、属人化せずに効果的なマッチングにつなげることができる。
親会社のチェンジHDの福留大士社長は記者発表会で「現状のM&A仲介は成約率が20%と低いうえ、企業風土が合わないなど成功率も36%と低い。AIが深く広く分析することで価値のあるM&Aになる」と話した。
AIによるマッチングは当面は社内での活用にとどめる。将来は新機能を同業他社などに販売することも見込む。
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