松富士が運営するつけ麺店(15日、東京都新宿区)

松屋フーズホールディングス(HD)は15日、つけ麺「六厘舎」を手掛ける松富士(東京・千代田)を買収すると発表した。2026年1月5日付で同社の全株式を取得する。買収額は91億円。松屋フーズHDは傘下企業を通じてラーメン店を11店舗運営している。買収を通じてつけ麺分野を拡充しラーメン事業の拡大につなげる。

松富士は関東地方を中心に「六厘舎」や「舎鈴」などつけ麺店を11月末時点で120店舗展開しているほか、埼玉県にはセントラルキッチンも保有している。25年6月期の連結売上高は前の期比18%増の100億円、純利益が18%増の1億6300万円だった。

松屋フーズHDは中華料理チェーン「松軒中華食堂」のほか、7月末に誕生した新業態「松太郎」の2ブランドを合わせて11月末時点で11店舗のラーメン店を展開している。松屋フーズHDは松富士の買収を受けて今後、ラーメン事業を新しい収益源として育てる方針だ。

牛丼チェーンの間ではラーメン事業を拡充する動きが広がっている。吉野家ホールディングスも国内外でラーメン店を30年2月期までに前期比4倍の500店まで拡大する計画だ。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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