クリーンエナジー・ソリューションズが太陽光パネルを設置したホンデン製作所の工場(栃木県真岡市)

栃木銀行の電力子会社クリーンエナジー・ソリューションズ(宇都宮市)は、太陽光発電による電力供給を県内3カ所で新たに始めたと発表した。年間発電量は3カ所あわせて約61万1900キロワット時で、二酸化炭素(CO2)の排出量を年250トン減らせると見込む。

同社は工場の屋根上に太陽光パネルを載せ、電力を供給するオンサイトPPA(電力購入契約)事業を手がける。今回、歯科矯正用の材料を製造・販売するモリタデンタルプロダクツ(大田原市)、自動車部品用の熱処理治具を手がける日光金属(矢板市)、プラスチック製造のホンデン製作所(真岡市)の工場にパネルを設置した。

クリーンエナジー・ソリューションズは2023年の設立以降、126の施設とPPA契約を結び、建設中も含め約3万3400キロワットの発電能力を確保した。年間のCO2排出を計1万4000トン減らせるという。同社の大塚潤社長は「近隣の県も含めた脱炭素の実現に貢献していく」と話す。

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