三菱電機が16日、自動車ドライバーが飲酒しているかどうかを推定する人工知能(AI)技術を開発したと発表した。車内に設置したカメラで捉えた運転手の目の動きや表情、非接触で測定した脈拍などから飲酒状況を判断する。検知した場合は自動でハザードランプを表示したり、車両を停止したりといった操作も視野に入れて自動車メーカーとさらに技術を磨いていく。飲酒運転による交通事故の削減につなげる。

三菱電機は2024年9月〜25年7月、米オークランド大学との共同研究で実証実験してきた。様々な年齢や人種、性別で約100人を対象に飲酒した状態の運転データを収集した。同社は「技術の改良や評価検証を進め26年以降の実用化を目指す」としている。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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