
半導体の国際業界団体SEMIが主催する展示会「セミコン・ジャパン2025」が17日、東京ビッグサイト(東京・江東)で開幕する。人工知能(AI)需要にともなう半導体市場の急拡大を背景に、先端半導体の実現につながる多様な技術が集結する。
開催期間は19日まで。半導体製造装置や素材を手がける企業を中心に、35カ国・地域から1216の企業・団体が出展する。展示会場を拡張して過去最大規模になり、来場者数は前年比約2割増の12万人を見込む。
会期中には、最先端半導体の国産化を目指すラピダスの小池淳義社長や東京エレクトロンの河合利樹社長など、半導体業界のトップが登壇する。企業幹部や専門家ら約300人が登壇し、最先端技術の動向や半導体市場の展望について語る。
テーマ別では後工程や半導体設計のほか、今回から初めて計測・検査分野に特化したエリアを設置する。企業の若手社員や高専生らが参加するイベントも拡充する。研究成果の発表や設計の競技会を開催し、若手支援や人材開発につなげる。
【関連記事】
- ・ディスコ、半導体切断装置の生産性5割向上 AIメモリーを大量処理
- ・TOPPANHD、旧JOLEDの工場に400億円投資 次世代半導体部材生産
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。