書道パフォーマンスで書かれた「創作四字熟語」の最優秀作「古米奮闘」(17日、大阪市)

住友生命保険は17日、2025年の世相を反映した「創作四字熟語」の最優秀作品に「古米奮闘」(孤軍奮闘)を選んだと発表した。深刻なコメ不足による価格高騰を受けて政府が備蓄米の「古米」を放出したことを表現した。

創作四字熟語は今年で36回目。25年の応募作品数は2万4140編と、過去2番目の多さだった。歌人の俵万智氏が審査員をつとめ、最優秀作品1編と優秀作品9編、入選作品40編を選出した。今年は小中高の学校単位を対象とした「学校応援の部」が新設され、学校単位の応募作品を対象とした「みらいのアーティスト賞」も10編入った。

優秀作には大阪・関西万博の盛況を公式キャラクターの「ミャクミャク」になぞらえた「ミャク点満点」(百点満点)、トランプ米政権の関税措置に伴う混乱を表した「操虎関税」(相互関税)などが選ばれた。任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」の抽選販売に応募が殺到したことを受けた「応募多2」(応募多数)も入った。

みらいのアーティスト賞では、夏の猛暑にちなんだ「気度汗沢」(喜怒哀楽)やトランプ米大統領がロシアとウクライナの停戦に向けて仲介する様を表現した「ウ往ロ往」(右往左往)の2編が大賞作品に選出された。

17日に大阪市内で開催された発表会では、上宮高校(大阪市)の書道パフォーマンス部の生徒が最優秀作品や優秀作品、みらいのアーティスト大賞作品の計12編を巨大な紙に書いて披露した。「ミャク点満点」の選出を受け、ミャクミャクもパフォーマンスに参加した。

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