
尼崎市は18日、尼崎信用金庫や尼崎商工会議所など4団体と2026年4月にオープンイノベーション拠点「ARKade(アーケード)」を開設すると発表した。製造業を中心とする市内事業者の新規事業の創出やスタートアップの立ち上げを支援する。イベントなどで年4000人の利用を目標とし中堅・中小企業の情報発信の場としても活用する。
阪神尼崎駅近くの尼崎中央商店街にある尼崎信金の旧支店を改装して利用する。2階建てで広さは計約400平方メートルとなる。運営は拠点開設に携わる5団体が構成員の「オープンイノベーションコア尼崎運営協議会(OIC)」が担う。
18日、拠点の開設に伴い尼崎市などは協定締結式を開いた。松本真市長は「関西でも思い切って創業ができる拠点として尼崎を見てもらいたい」と意気込みを語った。尼崎信金の作田誠司理事長は「人と企業、外部の支援機関が集まり新しいイノベーションを発信する場になればいい」と期待を示した。

OICは尼崎市や尼崎地域産業活性化機構、近畿高エネルギー加工技術研究所などが構成機関となり、市内企業と大学との協業の促進や起業家の発掘などを目的に24年4月に立ち上がった。
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