日銀の金融政策決定会合が18日から2日間の日程で始まった。トランプ米政権の高関税政策に伴う不確実性が後退し、来年の春闘で堅調な賃上げが持続する公算が大きいことから、会合では今年1月以来となる追加利上げを決める見通し。政策金利は現行の0.5%から0.75%へと、約30年ぶりの高水準に引き上げられる。
日銀は2024年3月に大規模緩和を終了し、経済・物価情勢の改善に応じた段階的な利上げに着手。ただ、今年1月の利上げ後はトランプ関税の影響を見極めるため、6会合連続で政策金利を据え置いていた。植田和男総裁は2日目の会合終了後に記者会見し、金融政策運営について説明する。
金融政策決定会合のため、日銀本店に入る植田和男総裁=18日午前、東京都中央区(代表撮影)
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