国土交通省は26日、2026年度予算概算要求を発表した。一般会計総額は、前年度比19.0%増の7兆812億円。埼玉県八潮市の道路陥没事故を踏まえたインフラ老朽化対策や、大地震に備えた防災・減災対策に重点を置いた。
26年度から5年間の国土強靱(きょうじん)化に関する実施中期計画や、北陸新幹線の延伸に向けた経費は、金額を明示しない「事項要求」とした。年末の予算編成過程で詰める。公共事業関係費は、事項要求分を除き19.1%増の6兆2820億円。
インフラの維持管理には1兆783億円を計上した。破損した際の影響が大きい上下水道管について、更新や、別の管路をあらかじめ整備する「複線化」への支援を強化。橋やトンネルも長寿命化を進める。
国土交通省=東京都千代田区
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