ひとまいるはカクヤスを運営する

酒類販売大手のひとまいる(旧カクヤスグループ)が14日発表した2025年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比20%増の3億200万円だった。商品の値上げが進み、酒類などのプライベートブランド(PB)商品の売り上げが好調だった。

売上高は4%増の343億円だった。主力の配達事業では個人飲食店向けで新規顧客の獲得が進んだ。大手飲食チェーン向けの大口注文も増えた。

営業利益は30%増の6億2800万円。4月に酒類メーカー各社が相次ぎ値上げしたのに合わせて、配達や店舗で販売する商品の価格を引き上げた。PB売上高は3割増えた。ウイスキーや飲食店向けの食用油といったPB商品の販売が伸びた。人件費も抑制した。販売実店舗から注力する配達事業に人員を配置転換した。

26年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比6%増の1420億円となる見通し。営業利益は19%減の14億円、純利益は7%減の5億円を見込む。

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