ビックカメラ池袋本店のエアコン売り場

日本電機工業会(JEMA)は26日、7月の白物家電出荷額が前年同月比で1.7%減の2589億円だったと発表した。マイナスは4カ月ぶり。暑い日が続いたことで単価の高いエアコンの出荷が好調だったが、物価高による買い控えで冷蔵庫や洗濯機など大型家電の出荷が落ち込んだ。

エアコンの出荷額は4.4%増の1178億円だった。プラスは4カ月連続。出荷台数は1.6%減の128万5000台だった。ある家電量販店の担当者は「電気代の高騰などを受け、省エネ性能に優れた高価格製品への買い替え需要がある」と話す。

冷蔵庫や洗濯機などは新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要の反動や買い控えで低調が続く。冷蔵庫の出荷額は18.4%減の374億円、出荷台数は微増の37万1000台だった。洗濯機の出荷額は4.9%減の324億円、出荷台数は微増の34万9000台だった。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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