
キリンホールディングス(HD)は22日、2024年の世界のビール消費量が23年比0.5%増の約1億9411万キロリットルだったと発表した。日本は2.7%減で2年連続で前の年の消費量を下回った。国別では11位で前の年に続き2年連続でトップ10から外れた。
キリンHDが海外資料やビール協会に対するアンケート調査などから、170の主要国・地域における消費量を調べた。1975年から調査を続けている。
国別の総消費量では中国(2023年比3.7%減)が22年連続で首位を維持した。消費量は4053万キロリットルで、世界の20.9%を占める。2位は米国(同0.5%減)、3位はブラジル(同1.1%増)、4位はメキシコ(同5.4%増)、5位はロシア(同9%増)。上位5カ国の顔ぶれと順位は前の年から変わらなかった。

上位20カ国のうち、順位変動が大きかったのは南アフリカ。消費量は4.5%増の458万キロリットルで、前の年(10位)から順位を3つ上げ7位だった。増加率では12位のインドが14.6%増でもっとも伸び、順位も前の年(13位)から1つ上げた。
日本は20年まで14年連続で7位を維持していたが、物価高や消費者の健康意識の高まりで21年から3年連続で順位を落とし、23年は11位でトップ10から陥落した。24年は前の年から順位を維持したものの、インドとの差が縮まり始めている。
地域別ではアジア(1.4%減)の構成比が32.6%で、17年連続で1位だった。インドのほか、タイ(5.8%増)の伸びが目立った。2位は欧州(1.4%増)、3位は中南米(1.6%増)、4位は北米(0.5%減)だった。
国別1人当たりビール消費量は、チェコが148.8リットルと1993年から32年連続で1位だった。日本は33.7リットル(大瓶633ミリリットル換算で約53.3本)で56位だった。2位のリトアニア(110.6リットル)や3位のオーストリア(104.6リットル)も消費量が100リットルを超え、上位3カ国は日本人の3倍以上のビールを飲んでいる計算になる。
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