
電子情報技術産業協会(JEITA)は23日、11月のパソコン出荷台数が前年同月比3.6%増の73万2千台だったと発表した。出荷台数は17カ月連続で前年同月を上回った。小中学生に1人1台ずつ学習用端末を配る政府の「GIGAスクール構想」向けの買い替えが進んでいる。
出荷金額は前年同月比10.3%減の790億円と16カ月ぶりに減少した。端末金額に制限のあるGIGAスクール構想向けが金額を押し下げた。ノート型の出荷台数は9.4%増の64万9千台、金額は6.2%減の680億円だった。画面が比較的小型で持ち運びできる「モバイルノート」は台数が33.2%増の44万3千台と大きく伸びた。
米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」のサポートが10月に終了し、買い替え需要が落ち着いた。年度末にかけては引き続きGIGAスクール構想向けの買い替えが進むとみられる。
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