兵庫県警の業務を受注した業者から飲食の場で高級酒類の無償提供を受けたとして、警察庁は村井紀之前本部長(58)を警察庁長官注意の処分にしました。村井氏は辞職しました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「兵庫県警幹部の接待問題」を解説します。
Q 兵庫県警の幹部が受けた接待ってどんなものなの?
A 村井氏らは業務を受注した業者が経営する神戸市内の焼き肉店で飲食をした際、高級な日本酒やウイスキーなどのボトルを無料サービスされていました。署長の男性警視(60)は業者側からタクシー代2万円も受け取っていました。
Q どうしてこの接待が問題になったの?
A 国家公務員倫理規程では、利害関係者からの接待を受けることが禁じられているからです。業者は警備業などで県警と関わりがあり、この「利害関係者」にあたります。
Q 県警幹部はどれくらい接待を受けていたの?
A 複数の県警幹部が4~十数人で懇親会などで焼き肉店を利用し、酒類の無料提供を受けていました。村井氏も2回程度、出席していたことが確認されています。
Q 村井氏はどう説明しているの?
A 村井氏は「(経営者が)利害関係者だと知らなかった」と説明しているそうです。
Q 村井氏らはどんな処分を受けたの?
A 村井氏は警察庁長官注意の処分を受け、辞職しました。男性警視も県警が警務部長訓戒にしました。
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