写真左は関西電力高浜原発1〜4号機、写真中央は大飯原発3、4号機、写真右は美浜原発3号機

関西電力が福井県で運営する3つの原子力発電所の安全対策に不備があるなどとして、滋賀県などの住民が運転差し止めを求めた訴訟の判決で、大津地裁は25日、住民側の請求を退けた。

高浜1〜4号機(高浜町)、美浜3号機(美浜町)、大飯3、4号機(おおい町)について、地震や津波に対する安全性、高経年化設備の劣化の有無、事故時の避難計画の妥当性などが争点だった。

関電側は原発の耐震設計の目安は妥当と主張。経年設備の状況を適切に把握し、高浜と美浜は原子力規制委員会から40年を超える運転延長を認可されたとしていた。

高浜1〜4号機は1974〜85年、美浜3号機は76年、大飯3、4号機は91〜93年に運転開始。2011年の東京電力福島第1原発事故後に策定された新規制基準の下、規制委の審査を経て再稼働した。

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