イビデンは退職者の再雇用で即戦力の確保を目指す

イビデンは2026年1月から、自己都合で一度退社した正社員を再雇用する「ウェルカムバック採用」を導入する。主力の半導体部品の需要が旺盛なことから、即戦力となる人材確保を急ぐ。

採用選考は中途採用と同じ手順で進める。待遇は退職時の条件を参考にしつつ、面接時の評価や退職後のキャリアを加味して決める。30歳代を中心に人材確保を目指す。

退社後に首都圏や関西の他社で一定期間勤務した後、家族の都合などで岐阜県などへの帰郷を考える人材の受け入れも期待する。

再雇用者が外部企業で培った視点やアイデアを取り入れたい考え。再雇用者との交流を通じて現役社員が退社を思いとどまる効果も期待する。

イビデンは現在、新卒・中途あわせて年250人程度を採用している。主力のICパッケージ基板は生成AI(人工知能)サーバー向けが好調で、10月に本格稼働した大野事業場(岐阜県大野町)を含めて人材確保が必要になっている。同社は将来的に年400人程度の採用を目指すとしている。

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