
三菱電機は利用者の不在を検知し自動で運転出力を調節するエアコンの新製品を10月3日に発売すると発表した。不在時の消費電力を約2割削減できる。猛暑が続く中、一日中エアコンを稼働させる人が増えている。長時間利用時の省エネ効果を打ち出し、節電意識の高いファミリー層の需要を取り込む。
家庭用ルームエアコン「霧ケ峰」として4シリーズ30機種を発売する。赤外線センサーで人の不在を検知すると3分後に自動で節電運転に切り替え、人が部屋に戻ると快適な温度設定に戻す。同社の調査によるとエアコンの運転時間のうち約56%は人が不在だという。
価格はオープンだが、旗艦モデルの「FZシリーズ」は38万8000〜48万8000円を想定する。同シリーズの販売目標は1カ月あたり2500台。
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