埼玉県信用金庫の2025年4〜9月期決算は、本業のもうけを示すコア業務純益(投資信託解約損益を除く)が前年同期比6%増の42億円だった。金利上昇の影響とともに、不動産業や建設業向けの融資が増加し、貸出金の残高(9月末時点)は前年同月末比3%増の1兆9417億円となった。

貸出金利回りは前年同期から0.22㌽上昇の1.31%となり、貸出金利息は24%増の125億円となった。預貸利ざやは0.05㌽改善し、0.38%だった。

4〜9月期は事業者との関係構築に注力し、経営課題などを細かくヒアリングしたという。地方公共団体や個人を除く事業性融資は3%増の1兆527億円となった。

相続対策や財産の活用など、幅広い相談ができる窓口の「彩りプラザ」で顧客のニーズを把握したことなどが奏功し、預かり資産残高は11%増の3650億円になった。

自己資本比率は0.06ポイント低下の9.22%、不良債権比率は0.02ポイント上昇の1.6%だった。

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