外務省が職員の意欲を高めるため、省内で「褒める文化 育ててみませんか?」と呼びかけるキャンペーンを始めた。褒め言葉を例示して、職員の目につきやすい玄関や廊下の電子看板(デジタルサイネージ)で繰り返し流している。同省は人員不足が課題とされ、離職防止につなげる狙いもあるとみられる。
「いつも細かいところにまで気を配ってくださり、ありがとうございます」「今日の資料、説得力がありました」「おかげで今回この案件を成功裏に終えることができました」。同省業務合理化推進室に寄せられた「うれしかった一言」をもとに、具体的な褒め方を例示した。看板にはQRコードを付け、新たな「褒め言葉」も募集。集められた言葉を第2、第3弾で紹介する予定だ。
12月に省内の約10カ所で開始した。担当者は「ちょっとした一言がメンタル面で職員の士気を高め、ポジティブな効果がある。紹介例をきっかけに、『こんな褒め方がある』と知ってほしい」と話した。【田所柳子】
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