▼新エネルギー車 中国政府が電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)を新エネルギー車として区分し、補助金などで振興する。日本車メーカーが得意とするハイブリッド車(HV)は新エネ車に含まない。

自動車の動力源は長らくエンジンが主流だったが、1997年発売のトヨタ自動車「プリウス」が火付け役となり、燃費の良いHVが普及した。リチウムイオン電池の技術革新に伴い、2010年代にエンジンを搭載せず、モーターのみで走るEVの量産車が誕生。電動モーターとエンジンを組み合わせて走行するPHVは、中国最大手の比亜迪(BYD)が低価格モデルを相次ぎ投入し普及が進んだ。

中国汽車工業協会によれば、中国新車販売(輸出を含む)に占める新エネ車の割合は10月に初めて5割を超えた。中国メーカーの新エネ車は低価格を武器に欧州や東南アジアで台頭しており、調査会社マークラインズによれば主要15カ国の11月の新エネ車比率は31.9%で単月として過去最高だった。

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