名古屋証券取引所(名古屋市中区)は30日、大納会を開いて今年の取引を締めくくった。2025年の新規上場は前年より10社多い30社で上場企業数は313社となり12年ぶりに300社を超えた。
新規上場30社中25社が東京証券取引所との重複上場。名証への上場増加は東証の市場再編に伴う上場基準の厳格化などが背景にある。上場廃止は10社だった。
大納会で竹田正樹社長は「引き続き『名証ブランド』確立に向け個人投資家を重視する市場として独自性のあるサービスを提供し存在感を高めたい」とあいさつした。
プレミア市場の総合株価指数は前年末の終値と比べ25・2%上昇の3216・59で取引を終えた。年末の終値としては過去最高。プレミア市場とメイン市場、新興市場ネクストを合計した年間売買高は前年比25・4%増の1億9918万株、売買代金は19・6%増の1081億円となった。【川瀬慎一朗】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。