大納会で打鐘する高市早苗首相(右)=東京都中央区で2025年12月30日午後3時56分、内藤絵美撮影
写真一覧

 年末最後の取引となる大納会を迎えた30日、東京株式市場の日経平均株価(225種)は前日の米株安の流れを引き継いで続落し、終値は前日比187円44銭安の5万339円48銭だった。前年末比では1万444円94銭値上がりした。年間の上げ幅が1万円を超えたのは初めて。3年連続で前年末を上回り、年末の株価としては2年連続で史上最高値を更新した。

 この日、東京証券取引所で開かれた大納会の式典には、高市早苗首相や、2026年6月開幕のサッカー・ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会に臨む日本代表の森保一監督が出席した。

 高市氏は25年の日本経済を振り返り、「年央までは米国の関税措置などの世界経済の不安定さに押され気味だったが、後半は日本企業の底力や政策支援も相まって日経平均株価は史上初めて5万円の大台を突破し、見事な逆転劇を見せてくれた」と関係者に謝意を示した。

 そのうえで、来年のサッカー日本代表の活躍を期待し「(内閣も)日本のために最後まで諦めず、走って走って走って走って、走り抜いて勝利を勝ち取りたい」と述べた。【秋丸生帆】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。