
関西の交通が進化しています。大阪・関西万博期間中に関西の鉄道で普及したクレジットカードのタッチ決済や万博で活躍した自動運転バスを始め、関西で進む交通の変化についてまとめました。
クレカのタッチ乗車、大阪万博を機に広がる

駅の改札でクレジットカードを利用できるタッチ決済サービスは、万博を機に認知度が高まりました。万博期間中(9月)は1日当たり約13万1000人がタッチ決済で鉄道を利用しました。大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)には顔認証改札機も導入されていて、ICカードやスマホをポケットやかばんから取り出す必要なく、「ウォークスルー」で改札を通過できます。
- ・関西の鉄道タッチ決済、大阪万博期間中に8割増 三井住友カード調べ
- ・南海電鉄、クレカタッチ決済で2200円乗り放題 12月から実証
- ・パナソニックの顔認証改札機、1分間で40人通過も 普及には時間
追加料金で座れる安心、各社指定席サービス

快適な移動を楽しめる有料の座席指定サービスが広がっています。京阪電気鉄道は「プレミアムカー」、阪急電鉄は「PRiVACE(プライベース)」、JR西日本では「うれしート」が導入され、運賃と別に料金を払うことで利用できます。ネット予約や券売機で購入します。
- ・京阪電鉄、有料指定「プレミアムカー」2両体制 高級路線で観光利用開拓
- ・阪神電鉄、27年に座席指定サービス 12年ぶり新型車両も
- ・大阪環状線に有料座席 JR西日本、26年春ダイヤで新快速・呉線にも拡大
足りぬ運転手、自動運転バスが救世主に?

万博でも来場者を運び話題となった自動運転バスは、住民の足を支える手段になるかもしれません。路上駐車の回避は手動での対応が必要になるなど課題もありますが、運転手不足を背景に路線バスの廃止が相次ぐなか、期待は高まります。大阪市では利用者が乗降場所を指定する乗り合い型のオンデマンドバスの実証実験も始まり、次世代の地域交通の形を探ります。
- ・自動運転バス「日常の足」なれるか 全国2年で5倍、万博機に大阪最多
- ・堺市の自動運転バス、路上駐車の回避課題 記者試乗時には手動が半分
- ・大阪市のオンデマンドバス、全24区に運行拡大 26年3月末から
地域の足維持へ「交通税」、滋賀県の挑戦

利用者の減少などにより公共交通事業者の経営環境は悪化し、地域交通は維持が難しくなってきています。そんな中で滋賀県は、地方税の「交通税」という税金をつくり、地域交通に充てる方式の導入を全国で初めて検討しています。2026年3月までに具体案をまとめ、30年度まで5年間の交通計画に盛り込む構えです。
- ・「交通税」は滋賀県民1人3000円以下 県税制審議会へ諮問
- ・滋賀・三日月知事に聞く「交通税導入のための交通計画策定ではない」
- ・滋賀県、地域交通計画の素案を提示 交通税検討を明記
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。