▼株主への配当 企業が事業活動などから得たもうけを株主に分配することで、株主は保有する株式数に応じた額を受け取る。会社創立から節目の年や上場市場変更などを記念した「記念配当」が払われることもある。無制限に配当を払うと債権者の利益を損ねる恐れがあるため、会社法で分配可能額が定められている。

純利益のうち、どれだけ配当として分配したかを示す指標を配当性向と呼ぶ。1株配当を1株利益で割って算出する。国内上場企業の平均は2025年3月期に35%と、10年前に比べて6ポイント上昇した。東京証券取引所が資本コストや株価を意識した経営を促しており、上場企業は自社の株式の魅力を高めるため配当を積み増しているのも還元拡充の一因だ。
これまでは毎年の利益に応じて配当を決める企業が多かった。最近は利益に左右されにくい資本を基準にした「株主資本配当率」(DOE)と呼ばれる指標や、配当を前期比で維持または増額する「累進配当」を掲げる企業が増えている。
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