主力の牛丼チェーン「吉野家」はコメなどの原材料高が重荷となった

吉野家ホールディングス(HD)が7日発表した2025年3〜11月期の連結決算は、純利益が前年同期比0.5%増の33億円だった。ラーメン事業やうどんチェーン「はなまる」が好調だった。牛丼チェーンは販売が伸び悩み、コメなどの原材料高も重なって苦戦した。

売上高は10%増の1666億円、営業利益は2%減の55億円だった。値上げの浸透や販促効果などで全ての事業で増収だったが、原材料高と人件費の増加が利益を押し下げた。

主力の「吉野家」の営業利益は49億円と13%減った。9〜11月期の既存店売上高は前年同期比1%増と、6〜8月期(14%増)や3〜5月期(5%増)と比べ振るわなかった。24年10月に実施した値引きフェア「牛丼祭」の反動が出た。

一方、はなまるの営業利益は8%増の19億円だった。値上げ効果のほか、猛暑で冷たいうどんを中心に売り上げが伸び、既存店売上高が6%増えた。

ラーメン業態を含む「その他」事業の営業利益は63%増の5億円だった。24年5月に買収したラーメンスープや麺を製造する宝産業や、ラーメン子会社のキラメキノ未来が好調で利益を押し上げた。

海外事業の営業利益は31%増の15億円だった。米国ではアプリを活用し、常連客の来店頻度を増やす取り組みが奏功した。

26年2月期の予想は据え置いた。売上高は前期比10%増の2250億円、純利益は26%増の48億円を見込む。

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