コーナン商事は9日、2026年2月期の連結純利益が前期比16%減の120億円になる見通しだと発表した。従来予想は2%増の145億円だったが25億円下振れし、一転して最終減益となる。物価上昇による消費者の買い控えや顧客離れを懸念した値上げの抑制が響き、想定した収益を下回る。

売上高にあたる営業収益は前期比3%増の5166億円(従来予想は4%増の5236億円)、営業利益は15%減の212億円(同2%増の256億円)と、それぞれ70億円、43億円下方修正した。

決算記者会見で疋田直太郎社長は「積極的な値上げができなかった面もあり、売り上げや粗利益率が順調に推移しなかった」と説明した。そのうえで「値上げしても消費者が離れにくい商材などから価格を見直し、メリハリをつけた売価設定をしていきたい」との考えを示した。

同日発表した25年3〜11月期の連結決算は、営業収益が3%増の3911億円、純利益が7%減の109億円だった。洗剤など日用品や食品の販売が伸びたが、前年同期に防犯対策用品が伸長した反動などが影響した。出店費用や人件費などの販管費の増加をカバーしきれず、利益を押し下げた。

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