
豊田通商子会社で再生可能エネルギー開発大手のユーラスエナジーホールディングス(東京・千代田)は15日、英国スコットランドで計画する浮体式洋上風力発電所において政府支援を確保したと発表した。2027年にも最終的な投資判断をした上で、30年の運転開始を目指す。ユーラスにとって初の洋上風力事業で計画が前進した形だ。
事業はデンマークの投資会社コペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズ(CIP)などと共同出資した会社が手がける。スコットランド北部ハイランド州の沖合7.5キロに、風車を浮かべた浮体式洋上風力を建設する。設備の容量は最大10万キロワット規模になる見通しで、ユーラスは24年から参画していた。
英国政府が実施した政府の支援水準を決める入札に参加して落札した。運転開始から20年間、入札で決めた価格と電気の市場価格の差額を政府が補塡する。発電事業者にとっては収入を固定化できるため、運営リスクを減らせる。
ユーラスは国内外で風力や太陽光発電を開発・運営しており、風力と太陽光の合計で国内最大の規模を持つ。現時点では国内の洋上風力の落札実績はないが、海外の浮体式の知見を国内の開発にも生かす。
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