
中国電力は15日、島根原子力発電所2号機(松江市)でのプルサーマル発電の実施について、松江市内で関係自治体への説明会を開いた。「プルサーマルはエネルギー資源の有効利用などの観点から極めて重要。地域の皆さまに理解を深めてもらうよう説明し、安全確保を最優先に実施に向けた取り組みを進めていく」とした。
実施時期について、中国電力島根原子力本部の井田裕一副本部長は記者団に「具体的に決まったものはない」としつつ、必要な許可申請などを踏まえると「一般的には早くても2〜3年かかるのではないか」との見方を示した。
プルサーマル発電は、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムとウランを混ぜて既存の原発で燃やして発電するもの。原発が立地する島根県、松江市は2009年に事前了解しており、同県の丸山達也知事は改めての同意手続きは必要ないとの考えを示している。
プルサーマル発電で使うウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料は、中国電が加工契約を結ぶ仏社が、中部電力の浜岡原発(静岡県御前崎市)向けに製造済みの60体を使う。中国電は「新たに製造するより調達を早められる」と説明、「データ不正とは関係ない」(井田副本部長)としている。
説明会には原発が立地する島根県、松江市のほか、周辺自治体の同県出雲市、安来市、雲南市、鳥取県、同県米子市、境港市の担当職員が出席した。
中国電力は同日、30年度までの稼働を目指している島根原発3号機について、原子力規制委員会の新規制基準への適合性審査の状況についても説明した。
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