新橋―浜松町間で停車したJR京浜東北線の車両から降りて線路を歩く乗客(16日、東京都港区)=共同

16日未明に発生した停電の影響で、JR山手線と京浜東北線は始発から昼過ぎまで運転を見合わせた。通勤・通学ラッシュを直撃したことで主要駅では混乱がみられ、JR東日本は同日、約67万3千人に影響したと明らかにした。

JR東によると、15日夜から16日未明にかけて田町駅の改良工事のため、架線設備への送電を停止。作業完了後の同日午前3時50分ごろ、始発の運行に向けて田町変電所(東京・港)から新橋―品川間に送電を再開しようとした際、何らかの不具合で山手線と京浜東北線で停電が起きたという。「詳細は調査中」としている。

停電の影響で山手線の内回り・外回り、京浜東北線は始発から運転を見合わせた。午後1時過ぎまでに順次運転を再開したが、その後も遅れが生じた。

京浜東北線は午前7時20分すぎに全線で再開したが、直後に田町変電所付近でトラブルがあり、再び運転を見合わせた。一部の列車は駅間で立ち往生したため、乗客は職員らの誘導で線路に降り、近くの駅まで徒歩で移動した。

東京消防庁によると、午前7時50分すぎ、田町駅近くの線路で火災が起きているとの119番通報があった。線路内にある変圧器が燃えており、駆けつけた消防隊員が約30分後にほぼ消し止めた。

金子恭之国土交通相は16日の閣議後の記者会見で「公共交通機関としての自覚を持って輸送の確保に万全を期してほしい」と述べた。JR東に再発防止を指示したことを明らかにした。

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