
出光興産は19日、廃棄されたプラスチックを再利用するための設備を千葉県に完成させたと発表した。プラスチックを触媒で分解して油にする装置で、4月から商業運転を始める。できた油は原油に混ぜて精製し、再びプラスチックにする。環境に配慮した製品になるとして、食品メーカーや外食産業に売り込む。
製油所がある千葉事業所(千葉県市原市)の隣接地に、使用済みプラスチックを分解する装置を設けた。処理能力は年2万トンで、プラスチックを油にする装置を建てるのは出光として初めて。
プラスチックを分解した油は原油に混ぜ、プラスチックへと精製する。すべて原油からつくる通常のプラスチックに比べてコストがかかるものの、付加価値の高い原料としてアピールする。
千葉での生産が軌道に乗れば、他の拠点への導入も検討する。将来は年に数十万〜100万トンの廃プラを処理することを目指す。
元売り最大手のENEOSホールディングスも三菱ケミカルグループと組み、茨城県で3月に廃プラの再利用を本格的に始める。処理能力は年間2万トン。国内で廃プラの再利用はまだ立ち上がったばかりで、各社が設備をより大型にできるかが今後の焦点となっている。
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