
デロイトトーマツは20日、IT(情報技術)子会社を再編すると発表した。企業向けのシステム開発・実装を担う子会社のデロイトトーマツアクトの事業の大部分を吸収分割で承継する。実施予定は12月。生成AI(人工知能)の進化でIT需要が高まるなか、コンサルティング部隊とエンジニアの距離を近くし、システム開発・実装のスピードを上げる。
約900人いるアクトのエンジニアのうち、7割の社員がデロイトトーマツに移る予定。顧客の悩みを聞き取る上流コンサルの現場にもエンジニアが同行し、より専門的な指摘や具体的なシステム導入のイメージを説明できるようにする。
従来はコンサルの後、顧客企業がシステム開発・導入や運用を別のIT企業に依頼する場合もあった。デロイトトーマツ内でシステム開発・実装が行える体制を鮮明にし、契約を増やす狙いもある。
アクトの3割の社員は先端技術の研究開発に特化した子会社のデロイトトーマツノードに移る。生成AIやブロックチェーン(分散型台帳)など最新技術を取り入れ、まだ市場にはない新しいシステムやサービスを考案する。
デロイトトーマツの神山友佑代表は「会社が分かれていると意思伝達や協業を進める際に障壁があった。今後はリーダーを統一し、対応のスピード感を上げていきたい」と話す。
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