政府観光局(JNTO)は21日、2025年の韓国からの訪日客数が推計で945万9600人となり、過去最多を更新したと発表した。国別の訪日客数でも韓国は4年連続で最多だった。
関係者によると最近は日本の主要都市だけでなく「他の人が行かないような地方都市」への旅も流行しており、日本旅行ブームを支えている。
北海道は24年度、過去最多となる約84万人の韓国人が訪れ、25年度も増加傾向が続く人気の旅行先の一つだ。宿泊者数の4割程度は札幌市が占めるが、地方も北海道人気を追い風にしようと奮闘している。
道東部の帯広市にある帯広空港には25年5月、韓国から初めての国際定期便が就航。利用者数は安定しつつあり、現在は韓国の格安航空会社(LCC)の「エアロK」が清州、仁川の両空港と週に計6往復している。
帯広のどこが韓国人を引きつけるのか。
エアロKのパク・イラン帯広支店長は「最近はメジャーな大都市の観光地だけでなく、誰も行かないような地方も注目されている」と明かす。
帯広市が位置する十勝地方の情報を発信する電子メディア「スマヒロ」は昨年、帯広市を訪れた韓国人約400人にアンケートを実施した。
代表取締役の北川宏さんによると、農地が地平線まで広がる景色など、建物に遮られない自然に魅力を感じ、「十勝平野の『何もない』景色に驚いた」などと話す韓国人と多く出会ったという。
一方で、調査では約半数が「夜に店が閉まっている」ことを課題と回答したという。
北川さんは「せっかくできた国際便を維持するためには、夜間の観光情報の発信が鍵になる」と話している。【後藤佳怜】
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