損害保険大手のSOMPOホールディングスは27日、米国を中心に損保事業を展開するアスペン・インシュアランス・ホールディングスを買収することで基本合意したと発表した。同社はサイバー攻撃への補償など専門性の高い保険領域や、再保険事業に強みを持っており、買収によって海外事業を強化するのが狙い。取得額は約34億8000万ドル(約5195億円)。
アスペン株の8割超を保有する米投資ファンドのアポロ・グローバル・マネジメントなどから全株式を取得する。買収手続きは来年前半に完了する予定。
買収資金には手元資金を充てる。SOMPOは政策保有株式の売却を進めており、積み上がった売却益をどのように投資に回すかが課題となっていた。
SOMPOの奥村幹夫グループ最高経営責任者(CEO)兼社長は買収について、「グループの持続的な成長を加速させる」とのコメントを発表した。
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